親子に限らず、土日はお仕事の方、休日は何かと忙しくて時間取れない主婦やお母さん、学校に行けない子供達へ、そんな悩みを持つ親御さんにも安心してお話し出来る場を作りたい。という思いから。

実は私自身も、小・中学校と学校に行けない子供でした。行けない理由は持病があったことがキッカケだったけど、教室に入れなかったり、勉強に付いていけない、周りの友達と馴染めず輪の中に入れなかったり、他の人と比べてモヤモヤしたり…理由はいくらでもあって、その時子供の自分にとってはとても大きな壁となって立ちはだかっていたように思います。

そんな子供の頃の私にとって唯一、『学校に行きたい！とここなら居られる』と思える場所がひとつだけ有りました。『保健室』です（当時はまだ保健室登校など無い時代でした）

保健室で養護の先生とお話しする時間や、薬湯というよもぎや薬草を煎じた温かなお茶を飲んだり、ベッドで横になって気持ちを落ち着けてる時間が私にとっての安心、安全の場…オアシスでした。

保健室から教室へ時々行くことも出来るようになったり、クラスメイトが迎えに来てくれたり…することも有って嬉しかったり恥ずかしかったり、そんな学校での記憶を思い出します。

当時の私は持病を治療し、高校へ進学する時、今までの私から『変わりたい！』の一心で学校へ行くようになりました。相変わらず勉強は苦手だったけど新しい自分を生きる!と今のkanonの土台になるスタート地点へ立てたような気がします。

それから三十数年…今の私がいます。今私は 幸せに生きています。

学校に行けなかったあの頃のことは正直辛いことの方が多かったけど、大人になった今、学校に行けないことで自分を必要以上に責めなくて良いよと

大丈夫… あなたのタイミングで自分で決めて良いんだと

学校の学びも、いろんな経験も大切だけど、今、これからを生きていく過程の中で、

そして大人になっても人生の学び、経験は何度となくいろんなところでやってくる。

ただひとつだけ…もし、何か自分の好きなこと、興味のあること、時間を忘れるくらい没頭できることがあったら、それを深掘りとことんやってみよう！その好奇心、好きは大人の自分への強み、個性になっていくよ☆と、当時の小さな私に伝えてあげたいです。

子供達に限らず言葉にならない生きずらさを抱えながら今を生きる大人のあなたへも

子供の頃、好きだったこと、得意だったこと…何だっけ？と思い出してみて下さいね。